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当ブログの一番最初の記事は「「地中化した電信柱」都会の歩道とかマンションの前にある茶色い箱の正体」というもので、一切誰にも読まれていません。
しかし懲りずに「電線の地中化」に関する記事をもう一度書きます。
ちなみに僕が住んでいるところは、電線が地中化されているので非常に景観が良いです。
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目次
電線類地中化(でんせんるいちちゅうか)とは電線(電力線・通信線等)および関連施設を地中に埋設することである。電線地中化、電柱地中化などとも言う。無電柱化とはC.C.BOX等を設置し、その名のとおり道路上から電柱をなくすことであり、電線類地中化はその手法の一つである。無電柱化には電線類地中化以外に裏配線や軒下配線という手法もある。
読んで字のごとく、電線を地中に埋めることを言います。
街中にこういう箱が置いてあるのを見た事ないですか。
※福岡市では茶色ですが、箱の色はその市区町村によって異なるようです
ある程度都会の方にしか無いと思いますが、こういう感じの箱が歩道等に設置されていたら、その近辺には電線が無いはずです。
だからその区画は非常に見晴らしが良い。
まず、主なメリットをまとめて書きます。
・災害のダメージ軽減
・街の開発、設計の自由度が上がる
・景観の向上(これがでかい)
・歩道が広くなる
メリットについては、こちらのサイトで詳しく解説されています。
電線類地中化のメリット | NPO法人 電線のない街づくり支援ネットワーク
他にも「土地の価値が上がる」「地域の活性化」「電磁波の軽減」等のメリットもあるようですが、一般市民の僕が、普段から恩恵を受けられるメリットだけを抜粋して解説します。
こないだの「北海道地震」の際や、近年では最高威力の「台風21号」の猛威を、福岡在住の僕はテレビ越しに確認しました。
剥がれて飛んでいく屋根
徐々に剥がれて崩壊していく足場
強風でぶっ飛ぶ原付
飛ばされた”ベランダ”が引っかかり、漏電した電線
日本とは思えない映像の連続で、テレビ越しに恐怖を感じました。
長くなりましたが、「電線」の天敵は「災害」だと思います。
電線は、ある程度頑丈に作られているようですが、断線したら危険度が一気に高まります。
正直僕は無知なので、「電線の危険性」や「地中化したことでどれだけ安心できるのか」を力説することはできませんが、むき出しの高電圧装置が地面に埋まるだけでも、危険度が一気に減る事は容易に想像できます。
「街の開発に携わらない人」には特に影響の無いメリットに思えますが、なんだかんだ、街の変化に対して一番影響を受けるのは我々市民なので、メリットとして取り上げます。
海外の住宅街によく見られる曲線道路。道路に曲線をつけることで適度にプライバシーが守られ、直線的だった家々の並びに変化をもたせることができます。
これは意外なメリットでした。
確かに電線は「線」なので、電柱から電柱までは絶対に直線になります。
だから曲線的に設置することが出来ず、そのせいで都市開発が制限される部分もあるようです。
一応「電柱の距離感を可能な限り短くする」という方法で、曲線に近い多角形を作り出すことはできますが、「電柱間の距離は約30m」が目安としてあるようなので、現実的ではありません。
上記引用文の中に「海外の住宅街によく見られる曲線道路
」とありますが、これについて僕は、なんとな~~くというレベルで分かります。
基本的に「曲線」って美しいですよね。
言われてみれば、日本で「曲線の街並み」はあまり見かけないので、電線地中化により曲線が増えるのは、個人的には凄く嬉しいことです。
また、それにより「プライバシー」の観点でも恩恵を受けられるようですが、ここがどういう事なのかイマイチ分かりません。
住宅街を曲線にすることで、視界を制限するということでしょうか。
もし分かる方がいましたら、是非コメントください。
なんと言ってもコレ。
「景観」
「なんかこの通りの景色、見晴らしが良くて好きだなぁ」
と思うことが稀にありますが、直後に改めて「あ。ここ電信柱が無い」と気付きます。
少し粋り散らした事を言いますが、今ではもう「電線の存在が街を汚くしている」とすら思ってます。
確かに、「電柱には古き良き趣(おもむき)がある」という印象もありますが、実際に埼玉県川越市では、電線を地中化したことで、「蔵造りの街並み」を復活させました。
そのおかげで年間観光客も増えたとのこと。
電線がある景色によって思い起こされるのは、「昭和~平成」辺りでしょうから、これから新しい元号に移ろうとしている事も含めて考えると、確かに電線を懐かしむ時代が来ると思います。
ただ僕は、上を見上げて、青い空と高い建物だけが映る景色が好きなので、電線の地中化は是非是非進んでもらいたいところです。
電柱が無くなるので、当然歩道の幅が広がります。
実際には広くなってるわけでは無いのですが、歩道に設置されたオブジェクトが減ることで、実質広くなります。
ただ、電柱が無くなっても、結局「C.C.BOX」が設置されるのであまり変わらない気もしますが、トータルでは広くなるようです。
地中化について説明されてる記事にて、そう書いてあるので。(無責任)
ッキーな事に、僕の家の周りは既に電線の地中化が進んでいました。
もちろん引っ越す時点でそんな事は気にもしません。
引っ越してしばらく経って「そういえば家の前にあるこの茶色い箱はなんだろう」と疑問に思ってから、電線地中化の存在を知りました。
そして僕は、「自宅の前には電線が無い」という事実を知ってから、より一層今の家が好きになりました。
僕は基本的に家に引きこもるタイプですが、外に出た時にはまず空の様子を確かめます。(詩人か)
そしてその時に電線が無いというのは、本当に、本当に素晴らしいものです。
これに関しては、「些細な事でも楽しめる性格か否か」にも関係してくると思いますが、解放的な生活を送るうえで「家の前がクリーン」という事は非常に大事なはず。
物件を決める際は、家賃、設備、立地等あらゆる自分の中の条件をクリアする必要があるので、「電線が地中化されているか」というのは、もし考慮するとしてもかなり優先度が低い条件だと思います。
だから、「私の求める厳しい条件をクリアした物件が2つあって、どっちにしようか迷う!」というところまで絞り込めた場合、最後の砦として、電線地中化を目安にしてみると良いかもしれません。
個人的には、次引っ越す時も必ず電線が見えない物件にします。
不動産会社も、物件の特長として紹介しても良いレベルの事象だと思います。
電線が無いというのは、それくらい魅力的なことです。
引っ越しを経験した人なら分かると思いますが、SUUMOとかで物件を探す際、気になる物件の画像スライドショーを最後まで何度も鑑賞すると思います。
そしてその手のスライドショーは、最初は室内の写真から始まりますが、段々「外観」→「近辺のお店・施設」とかの情報に移行していきます。
個人的には、この辺りで近辺の写真を載せつつ「電線が地中化されているので景観が最高です」なんて入れていれば、その物件の魅力がグッと高まると思います。
(”最高”という謳い文句はたぶん法律上使えない)
というわけで、電線の地中化が素晴らしいという記事でした。
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この記事を書いた人
名前:ぱっかん(@pakkan316)
webサイト制作やコンテンツマーケティングの仕事をしています。
大袈裟な旅行よりも小さな散歩が好き。
福岡にはたくさんの有名観光地がありますが、「福岡散歩ブログ」では僕が「何気ないけどちょっとワクワクする」と感じたニッチなロケーションを主に紹介しています。
記事を読み終えた後に「近所をちょっと歩きたくなったな」と思ってもらえるような、そんなメディアでありたい。
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