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街を歩き、建物を撮影する。
普段なら入れない未知の領域「空室」にも入れる。
本日は、僕が今勤めている「物件撮影」の仕事についてお話します。
最初に言っておきますが、街歩きが好きな人にはお勧めの仕事ですよ。
目次
引っ越しを経験した方ならご存じと思いますが、「SUUMO」等の不動産サイトには、室内写真がたくさん掲載されていますね。
それを撮影するのが「物件撮影」の仕事です。
一応職種は「カメラマン」という事になっています。(僕のような専属カメラマンを雇わず、不動産の方が片手間にすることもあるっぽい)
一日の流れは、カメラを持って現地に伺い、管理人や管理会社に挨拶し、空室に入る。
そして撮影する。
オフィスに帰社したら、写真整理や事務作業。
こんな感じ。
後はバックオフィスの方が写真を精査や加工(トリミングなど)し、不動産サイトに掲載。
とりあえず、
な人にはうってつけのお仕事です。
では、次項より「物件撮影の魅力」を紹介します。
「空室リスト」を基に、自分で巡るルートを決め、実際にその土地に足を運びます。
もちろん自分が知らない土地にも行く。
例えばプライベートなら「ココ面白そう。行ってみよう。」みたいに、自分で調べてからそこに行くと思いますが、「物件撮影」はビジネスなので、担当者が定めた場所に行くことになります。
「場所決め」について、受け身だからこそ「こんな場所があるんだ」というように、知らない土地の存在を教えてもらえます。
そして実際に行ってみて、「こんなに良い場所だったんだ」と知り、後日、ゆっくりと散策目的で訪れる。
「散策」が趣味ならこの上ない仕事です。
5年以上web制作(オフィスワーク)の仕事をしていた僕は、久しぶりに体を動かす喜びを思い出しました。
また、以前「メンタリストDaigo」さんの以下の言葉を聞き、少し危機感を抱いていました。
引用:なんかの動画で言ってたDaigoさんのセリフ
Daigoさんはパソコン作業の際も立って行うそう。(足踏み健康器具使ったりとか)
それは健康の為でもあるし、「モチベーションを維持する為」でもあるとの事。
これは良く分かります。
確かに座り続けてたらやる気が無くなる。
「体を動かす仕事」は他にもたくさんあるけど、「物件撮影」もその一つですね。
「物件撮影」はアートのように美しい写真を撮るのではなく、空間や被写体を分かりやすく伝えるのが仕事です。
一番意識するのは「水平」。
水平機能が付いたカメラで、全ての線が真っすぐになるように撮る。
稀に、建付けが悪くて、水平機能と照らし合わせるとその粗さが目立つ物件があります。
しかしそのおかげで「99%の物件がちゃんとまっすぐ建っている」と気付けます。
この仕事を始めて1か月くらい経った後、帰り道を歩いていると、ふと「今見ている全ての建物は、全部真っすぐなんだな」と当たり前の事が頭を過りました。
と言われそうな気がしますが、これが地味に楽しいんです。
以前雑記ブログで「知識を付けると世界の美しさが増す | ぱっかんブログ」という記事を書きましたが、正にコレ。
「物件」に関する知識を少し仕入れたから、今まで見てた景色がちょっと違って見える。
たぶん、ガチで建築を学んだ人はコレよりももっと美しい世界を見ているのでしょう。
街にはたくさんのマンションがあり、その中に大量の部屋がありますが、一般人は立ち入れません。
「引っ越し予定者の内覧」というシーンに限定すれば入れますが、これも人生に数回程度。
しかし僕は日に10回近く「様々な部屋」に入れます。
「自分の収入じゃ絶対に住めないようなマンション」の空室も体感できます。
僕はミニマリストなので広い部屋には微塵も興味が無いですが、それでも「こういう空間で生活する人もいる」と想像するのは中々楽しい。
多少のやり取りはありますが、移動中や撮影中は基本的に一人。
休憩に関しても「1時間」と決まっていますが、30分でご飯を食べ終えたなら、残りの30分を3回に分割して休憩しても良い。
誰かと合わせる必要が無い。自分だけのタイミングで休憩をコーディネート出来る。
移動も、スマホの地図アプリを駆使して、歩いたり、乗り物を使って行う。
これらも全部一人です。
同業者はみんな「この気楽さが良い」と言ってますし、僕もそう思います。
外を歩き回る仕事なので、雨の日がちょっとしんどい。
ちょっと求人を見てみましたが、会社によっては「雨の日は書類整理をお願いします」とかの場合もあるようです。
「夏の熱さを体感する職種」なんてザラですが、「空室の暑さ」は「屋外作業」とは違って、ガチのサウナ。
熱中症には注意しなければいけません。
オフィスワークの頃は、ビルのトイレを自由なタイミングで使えていました。
しかし外回りの仕事なので、コンビニだったり、公衆トイレだったり、そういうトイレを使うケースが増えます。
物件に入っている間はもちろん我慢します。
カメラや必要なアタッチメント、ドリンク等を持ち歩くので、かなり重いです。
そもそもこの仕事自体がレアです。
前述の通り「不動産会社の人が片手間にやる」で済むケースもあるので、僕のように専属カメラマンを使ってる会社は稀。
また、正直「スキルを他に活かしにくい」というデメリットもあるので、もし他職種に転職するとなると苦戦しそうです。
一応僕は「web制作」や「ブログ運営」のスキルを磨いていますが、更に「プログラミング」も本腰入れて勉強し始めました。
営業やテレアポ等の仕事よりは楽ですが、それでも対人のやり取りが発生する仕事です。
管理会社に電話で内覧予約をしたり、管理人に撮影許可を取ったりします。
ただ、これらのやり取りはどれもオペレーション化出来るので慣れたら楽。
そうキツイもんではありません。
以上「物件撮影」の仕事についてでした。
気になる方は是非求人情報をチェックしてみてください。
この記事を書いた人
名前:ぱっかん(@pakkan316)
webサイト制作やコンテンツマーケティングの仕事をしています。
大袈裟な旅行よりも小さな散歩が好き。
福岡にはたくさんの有名観光地がありますが、「福岡散歩ブログ」では僕が「何気ないけどちょっとワクワクする」と感じたニッチなロケーションを主に紹介しています。
記事を読み終えた後に「近所をちょっと歩きたくなったな」と思ってもらえるような、そんなメディアでありたい。
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