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福岡県全域に点在するうどんチェーン店「ウエスト」について軽く語ります。
「福岡散歩ブログ」では、ある程度のグルメレポートも書いているので一応それっぽいレポートも残しますが、「チェーン店のグルメレポート」というのは中々テンションが上がらないので、当記事は割とあっさりしてると思います。
暇つぶしがてら読んでやってください。
※ウエストグループは「焼肉」なども展開していますが、当記事では「うどん」に限って話します。あと、当記事を読んで誤解される方がたぶんいると思いますが、僕はウエストのうどんが凄く好きです。
目次
・安くておいしい
・だいたい24時間営業
・九州地方のうどん特有のもっちり麺
・居酒屋的なメニューが豊富な店舗もある
・サラリーマンが仕事終わりにソロで行くお店のイメージ
・ランチでもたまに行くけど、夜行った方が何故かおいしく感じるイメージ
リーズナブルな料金設定で幅広い種類のうどん・そばが楽しめます。(そばの有無は店舗に寄る)
いかにもな九州系の味付けで、麺はもっちり。
どちらかと言うとコシはありません。
(福岡以外のウエストの味付けはもしかしたら違うかも)
うどん麺はだいたい
・しっかりコシがある
・もっちりして柔らかい
の二通りあり、人によって好みがしっかり別れます。
僕は断然「もっちり派」であり、ウエストは正に「もっちり麺」を使用しているので凄く好き。(福岡のうどん = もっちり麺)
すみません勝手に「ウエストは福岡でのみ展開してる飲食グループ」という認識でいました。
しかし調べてみると他の都道府県にも存在しました。(東京にもあった)
今でこそ日本の至る所に存在するウエストですが、創業は福岡で、しかも1966年に立ち上げたかなり歴史のある企業でした。
日本人のライフスタイルが、本格的にアメリカナイズされはじめた1966年。福岡市の郊外、福間町(現福津市)にウエストの一号店は誕生しました。車でレストランに乗りつけて食事をすることも、まだ珍しかった頃、このガラス張りのしゃれたレストランは、当時の新しいライフスタイルの先駆けとして、多くのお客様から大変ご好評をいただきました。
ウエスト、凄い。
今でこそファミリー層は「夕ご飯食べに行こうか」と車で郊外の飲食店にご飯を食べに行きますが、66年はまだそれが浸透していない時代。
もしかしたらウエストは、「郊外住みファミリーの外食文化」を浸透させた企業なのかもしれません。
今まで当たり前過ぎて考えませんでしたが、そう考えるとウエストは凄い偉業を成し遂げています。
これマジで失礼に聞こえるかもしれませんが、決してディスってるわけでは無いのでその辺を勘違いせずに聞いてください。
うどんウエストは、その「無難な感じ」が凄く好き。
たぶん「ウエストを知らない」という福岡人はいないと思います。
でも「ウエストがめちゃくちゃ好き!」という福岡人もたぶん少ないでしょう。
なんか、ウエストってそういうテンションなんです。
たぶんそれだけ生活に浸透してるんだと思いますが、「ウエスト行こう」という話になった時、たぶん誰かしらが「えぇ~、またウエストー??」と言いだします。
僕も言ったことがあります。
でもそれがウエストの良いところ。
ウエストは本当に至る所に存在するので、日常のありがたみを忘れがちな日本人はその素晴らしさを忘れているのです。
しかし僕はこの「福岡散歩ブログ」というニッチなメディアを運営しているように、日常のどうでもいい事に幸せを感じます。
だからこそウエストの素晴らしさに気付けました。
後これもハッキリ言っておきますが、僕も「ウエストめっちゃ好き!!」という程好きではありません。(“僕も”という言い回しに悪意が感じられる気もしますが、気にしないで)
というかそもそもうどんが大好物ではありません。
なのに何故か結構な頻度で通ってしまう「ウエスト」というお店。
本当に、絶妙な立ち位置です。
とりあえず、「ウエスト 平尾店」に行ってきたので簡単な食レポを書きます。(リンク先は食べログ)
ごめんなさい内訳は忘れましたが、
・かけうどん
・肉(トッピング)
・白おにぎり(一個)
の組み合わせで680円でした。
ちなみにウエストあるあるですが、「肉ごぼう天うどんを一つ」と注文すると、「肉うどんにごぼう天をトッピングですね」という「店側のマニュアルに存在するであろう文言」で言い直されます。
上の写真は「天かす」と「一味唐辛子」をぶっ込んだ状態ですが、到着した段階ではこんな感じです。
どうすかこのテンション上がらない感じ。
自分でカスタマイズしてこういう風にしていきます。
頂きます。
落ち着きのあるいつものダシ。
他のうどん店に比べ塩気が若干強く、いかにも濃い味が好きそうな九州系の味付けです。
そしてふっくらとしたもっちり麺。
太めで食べ応えがあります。
「肉」をトッピングしたことで、ダシの中にうどんの甘さと油分が溶け込み、良い感じでジャンク感が増しています。
実は僕は「肉の油」が無いとうどんを楽しめない体になってしまったので、どのお店に行っても必ず肉をトッピングします。
でもこの気持ちが分かる人もきっと多いはず。
あと「天かす」もレンゲ3救い分くらい入れるので、食べ終えた後になんかこうグッと来るものがありますが、それもうどんの醍醐味です。
皆でグッと来ましょう。
とにかく「かき揚げごぼう」がボリューミー。
間違えても天かすを入れてはいけません。
既に相当な油分です。
しかしながらこのジャンクさがやっぱり良い。
細切れになったごぼうのシャキシャキ感も最高。
・安くておいしい
・九州特有?のもっちり麺
・1966年創業と、実は長い歴史を持っている
66年当時は「ウエスト」という外来語が新しかったんだと思いますが、現代ではなんか「当たり障りない無難な単語」という印象が強いです。
たぶんそれもあって、「牧のうどん」などのうどんチェーンの方が希少価値が高く感じてしまいます。(実際に総店舗数は全く違うが)
たぶん福岡人のほとんどがウエストのありがたみに気付いていないと思います。
だから一度「もしウエストが無かったら・・・」を想像してみてください。
きっと「テーマがムズ過ぎて想像しづらい」と思うはずです。
この記事を書いた人
名前:ぱっかん(@pakkan316)
webサイト制作やコンテンツマーケティングの仕事をしています。
大袈裟な旅行よりも小さな散歩が好き。
福岡にはたくさんの有名観光地がありますが、「福岡散歩ブログ」では僕が「何気ないけどちょっとワクワクする」と感じたニッチなロケーションを主に紹介しています。
記事を読み終えた後に「近所をちょっと歩きたくなったな」と思ってもらえるような、そんなメディアでありたい。
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